総合診療について
急に具合が悪くなって病院へ受診しようと思っても、何科を受診すればよいのかわからないということはよくありますよね。
総合診療科では、そのような患者さんが迷いなく病院に訪れることができるように、プライマリ・ケア(初期診療)を担当しております。
また、ストレスからくる心身の不調についても診療致します。
よくある症状や疾患
・肩こり、頭痛、しびれ、その他自律神経失調状態 ・不眠、睡眠障害 ・軽症抑うつ状態 ・不定愁訴(なんとなく体調が悪い)
肩こり・頭痛・しびれ・その他自律神経失調状態
肩こりの患者様の傾向を調べてみますと、多くが肩こりに加え、頭痛、めまい、目の疲れ、動悸、倦怠感、不眠、腕のだるさ、手のしびれ、手足の冷えなどなど多彩な症状を訴えています。これらの多くは自律神経の調子が悪くなり、起こってくる症状と思います。たかが肩こりと思われる方もいらっしゃると思いますが、肩こりはさまざまなつらい症状の原因の一つなのです。
肩こりがあると自律神経のバランス機能が働きにくくなるのです。そうすると、上記の症状が出現します。特に最近では、自律神経失調症や更年期障害と診断され、苦しんでいる方がとても多くなっております。
当院ではいろいろな角度から診察検査を行っています。
不眠・睡眠障害
不眠症は睡眠障害の一種です。
眠れない、眠っても夜中に何度も目が覚める、熟睡できないといったことが1ヶ月以上続き、慢性化している状態を指します。
倦怠感や眠気など、日常生活の質の低下に繋がっていきます。
最終的には心身の疲弊につながり「うつ状態」に入ってしまう場合もあります。
慢性的に寝不足になるため、注意力、集中力、判断力の低下や、感情のコントロールが出来なくなったり、免疫が低下して病気にかかりやすくなったりします。
当院では患者さんに対して心身両面から治療することにより、症状の改善を図っていきます。
軽症抑うつ状態
うつ病は基本的には「神経精神科(メンタルクリニック・心療内科標榜科)」の専門領域です。
一般内科での診察に「軽症うつ病」の患者様が混ざってしまうケースがあります。
軽症のうつ病の人は最近増加しており、抑うつ気分と興味または喜びの喪失が中心的な症状です。
生活の上では、五月病でみられるような症状のほか、「仕事や家事などが以前のようにテキパキこなせない」、「考えがまとまらない」などの症状がみられます。
また、軽症のうつ病の場合、他にはっきりした症状がなく、朝早く目が覚めてしまったりする、睡眠障害だけが目立った症状としてあらわれることもあります。
特に、目が覚めたとき、ひどく憂鬱な気分になったり、疲れやすく、休息をとってもなかなか回復しなかったりするような場合は、うつ病が原因で睡眠障害になっている可能性があります。
最近ではこのような症状に、脳の中の神経伝達物質の働きが関係しているともいわれています。
治療には十分な休養、適切な薬物療法、医師や周囲の方たちと相談しながら治療を受けることの三つが必要です。
一般内科として治療にお手伝い出来るケースもあるかと思います。
一度ご相談下さい。
その他の病気(不定愁訴)
何の病気かわからない・何科に受診すればよいかわからない・微熱が続く・軽度の腹痛・体重増加、体重減少・健康診断で異常を指摘された…などなど心身の不調は何でもご相談ください。
【全人的医療】だからこそ患者様に寄り添い、治療協力できるケースもあるかと思います。
「こんなことを相談して良いのか?こんな愚痴を聞いてくれるのか?」等々、ヒト・人間であれば自然なことに協力できればと思っています。